福島汚染水海洋投棄は冷静な議論を

 福島汚染水の海洋投棄については、地元漁民、全漁連会長などの猛反発を受けている。その主たる主張は、”風評被害”の発生を恐れることに集中している。現実問題として放射能汚染が発生することに対する恐れはほとんどないのが現状だと思います。

 韓国も、アメリカに対し、この放流をやめるよう日本政府を説得してほしいという要望を出し、これを否定されると、あっさりと前言を翻し、これ(放流)を容認する決定をした。もともと韓国は、自国の原発から、今予定される日本の放流する汚染水の何百倍ものトリチウム汚染水を垂れ流ししているにも関わらず、日本を非難するという、あいも変わらず国際的な日本の評価を下げたいという一心で、ことあるごとに難くせをつけるという性癖は、うんざりするものがある。中国も同列だ。

 さて、風評被害について地元漁業者や全漁連が、あまり強硬で頑是ない態度を取り続けると、一般国民は、やはり福島産の海産物は危ないのかと、一層風評被害を増長させ国民に不安感をもたらす可能性があると思います。

 したがって福島の漁業者、全漁連は、冷静に事態を分析し、韓国や中国が垂れ流している膨大なトリチウム汚染水のことも踏まえ、政府が2年後に計画している放水の危険性について、専門家の説明を聞きこの危険性がないことが了解されるなら、この結果を国民に向かって、”冷静で科学的検討結果福島産水産物は安全を維持できると判断した”というメッセージを発し、この排水を受け入れることとした方が消費者である国民とすれば、安心感を持つことが出来、風評被害を出さないための最良の道だと考えます。

 福島漁業関係者、全漁連の大人の判断を期待したいところです。


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