NY紀行(その6)マンハッタン2

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               ティファニーで指輪に喜ぶ家内

 さて、いよいよ今回のニューヨークの旅も最後の日となった。本日はホテルに近い五番街のティファニーとセントラルパーク界隈をさまようこととしていた。

 昨日の朝は、このホテルの地階に新設されたちょっと洒落たモダンな造りの、一見コンビニ風の軽食スタンドバーみたいなところで、飲み物とベーグル・サンドウイッチをそれぞれ好みによって選び高い腰掛けのついたスタンドテーブルで、そそくさと朝食をとった。始めは部屋に持ち帰るのかと思ったが、このやや大きめのスタンドテーブルと隅には小さなテーブルと椅子が3対ほど置いてあったのでここで済ませた。

 今日はもう少しエレガントに行こうと、かってこの地階にあったレストランがなくなっていたので、フロントでレストランは無いのかと尋ねたところ、案内すると言って、旧館の2階にある昔風の立派な部屋に案内された。今までここは古くなって使われていなかったところを、リフレッシュしたものらしい。

 中ではダークスーツ姿の紳士たちがネクタイをキチンと締めて、それぞれに仕事の相手と話をしながら朝食をとっていた。カジュアル姿は自分たちともうひと組だけで少々場違いな感じになった。ここに来たのはかってこの地階にレストランがあったころ食べたエッグベネディクトが高かったけれどもとてもうまかったことを覚えていて、それをもう一度食べたかったからだ。

 ウェイターが来たので、エッグべベネディクトはあるかと聞くと、あると言うので3人ともそれを注文した。ずいぶん待たされて出てきたものは、昔に比べて、一回りパンが小さく、ポーチドエッグも大げさに言うとウズラの卵のように小さかった。おまけに黄身が半熟でなくナイフを入れても黄身が流れ出てこない! 米国人ならつき返すところだが裏切られた気持ちで日本人らしく我慢した。

 部屋に帰ると娘が早速インターネットでエッグズベネヂクトの一番おいしい店がセントラルパークのわきにあるということを発見し寄れたら行こうという気になっていた。

 さて、今日はティファニーに行くということで、家内はとっくにウキウキとしていた。なにも言ったわけではないが、8年前にニューヨークに来た時、結婚のときにプレゼントした金の指輪をどこかへ紛失したということで、その代替を買えとせがまれて、五番街のティファニーに連れてゆき小さなダイアモンドをちりばめてプラチナベースの指輪を買ったことがあった。

 その折、金の無垢の指輪だったものが、プラチナベースになりしかも小さいとはいえダイアモンドが半周に埋め込まれているのだからこれで御の字だろうと思い、家内にこれでいいかと問うてみると、案外素直に”いい”と同意した。これくらいの値段で済めばと早速内心ほっとした思いで、すぐこれを求めた。

 ところが、日本に帰って半周しかダイアが付いていないのに気付き、とたんに”全周”のものがほしいと言い始めた。
家内にしてみれば、初めてのティファニー本店で興奮気味でろくに品定めもせずに上の空で同意したらしい。家内は普段そんなに贅沢を求める気風ではなく、却って質素を旨としている方なので、どうしてこれだけはこだわるのか・・女心というものか。とにかく事あるごとに”全周”がほしいとこの8年間言い続けていた。

 今回のニューヨーク行を決断したもう一つの理由はこの問題にケリをつけようという決心をしたからだ。毎日フルタイムで私が理事長をしているオーケストラの経理・総務関連を無報酬でさばいてもらっているので、今度こそ少々高くても満足するものを買ってやろうと決意していたので、腹は座っていた。

 2階の指輪専門の売り場に直行し、早速品定めをして、8年前より少し大きめのダイアが全周に入ったものを購入した。来年金婚式を迎える記念でもあった。今度こそ満足したと見え、上の写真のように結婚以来一番の笑顔をと、その満足度を示すように指輪をはめた手の指がピンと張っている。

 何か大きな責任を果たしたような気持になって、自分の人生の一つのけじめがついたような気がした。そんな気持ちですぐ近くのセントラルパークに向かった。天気が良く風もないが気温は日本に比べ少々低めで10度前後だったが気持ちよく散歩した。

 家内と娘が”どこえ行くのか”と再三聞くので”ここだ”と声を荒げて答えた。今回の旅はむしろ越し来た道を尋ね私の人生の旅路を想う意味があった。特に美術館でもなく、博物館でもなかった。このセントラルパークの感触を味わいたかった。色々の出来事の思い出が頭をよぎった。

 セントラルパークの横幅を3分の2位歩いたところで、もういいと言って、娘がインターネットで探したレストランで昼食をとることとした。周りのビルも少しずつモダンなものに建て替えられつつあり、ニューヨークも日々変わっていることを実感した。

 件のレストランでは、ウィークデイのため多くのサラリーマンで混んでいたが幸い席が取れ、娘は再度エッグベネディクトを注文したが、私と家内はさすがに朝と同じものを食べる気がせず、私はカニコロッケのようなもののサンドウィッチ、家内は普通のサンドウィッチを注文し、皆で分けて食べるように野菜サラダも注文した。

 見当違いは、みなボリュームが大きく、また各料理に十分なサラダがついていたので、別に注文したサラダは全く余分であった。娘のエッグズベネディクはさすがに卵の黄身がとろけ出る逸品であった。一口もらったがこれが正に朝食に求めたものであった。手つかずの野菜サラダと、家内が半分残したサンドウィッチを”ドギーバッグ”にこしらえてもらい、ホテルに持ち帰った。

 明日は、いよいよ日本に帰るので、早めの荷造りをやり明日のリムジンの予約をしたりして、一息ついたところでおやつ代わりに”ドギーバッグ”を取り出して、3人で平らげた。夕方になって、今晩の食事はどうするかということになって、食べたばかりの”ドギーバッグ”の影響もあり、3人ともお腹は空いていなかった。

 そこで”らーめん”が食べたいと言ったら、娘がホテルに一番近いラーメン屋をインターネットですぐ探し出し”ひでちゃんらーめん”というのがあるという。私と同じ名前だからすぐそこに決めた。行ってみると私が”日出ちゃん”に対して向うは”秀ちゃん”だった。なんとなくだまされた気がしたが、細い階段でその店に入りそれぞれに好みのラーメンを食べた。日本人の経営で味はまあまあであった。

 さて明日はいよいよ帰国だ!空港得無事にたどり着けるかが課題だ。下はエッグズベネヂクトがニューよくで一番旨い店の模様。

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