NY紀行(その4)米国の結婚式

NY紀行(その4)米国の結婚式

                  ホテルの中庭の結婚式会場

 さて、結婚式の当日までまる2日と当日の午後6時までどうやって時を過ごすか・・ニュージャージーというところはホテルも郊外型で、まわりに歩いて行けるようなところは無く、車がないとどうにもならないところだ。このためいざという時のため娘と私は、国際免許証を持参していた。レンターカーで自分で動く覚悟をしていた。

 ホテルに滞在することの問題は、朝食はホテルで取った後は、部屋の掃除をしてもらうために一度外へ行かなければならないのと昼食をどこかで確保することがあり、後は折角はるばるやってきたのだから多少なりともアメリカ文化に触れたいということでその行き先を求めることだ。

〝案ずるより産むがやすしというか、連れて行ったのが家内と、かって一年この地域で過ごしたことのある娘であったため〝買い物”するところさえあれば、文句を言わない連中なので、花嫁の母親、父親のサービスで2日間はショッピングモー ルで時間を過ごし、結婚式当日は、東京から前日に到着した花嫁の従兄夫婦をリムジンを頼んで少し高級なショッピングモールに行って時を過ごした。

 アメリカというところは、ホテルの前でタクシーが待っているということは無くリムジン(日本のハイヤー)を頼むのが少々割高でもきちんと時間を守るし、安全で帰りも時間どうりに迎えに来てくれるし、チップも込みの値段なので、降りるときにチップの額を計算して払う煩わしさもない。

 さてそんな時を過ごして、いよいよ結婚式が午後6時から始まった。前日の夜は親戚のみの会食があったが、我々の参会の回答が遅れたためリストから外れた。式は、上に掲げたホテルの中庭で、日本式に言うと”人前結婚”であった。当日は夕方はかなり冷え込み屋外は10度を切っていたと思う。

 新郎の友人と新婦の友人たちがVの字型に並びその頂点に花嫁花婿が位置していた。新婦ではなく司会者のような人が互いの愛を確かめる型どうりの誓いの言葉で終わったが、花婿が”I do"と答えるべきところ”Yes I do"と言ってしまい、花嫁が大笑いしてしまった。

 そのあとカクテルパーティーが結構長い間続き、出席者は男は普通のスーツで、女性もカクテルドレスといった思い思いの服装で、日本のように黒のダブルなどと言う人は誰もいなかった。お酒も料理も立食ながら結構な量がありこれで終わりかと思っていたら、それから披露パーティーに移った。

 日本との違いは新郎新婦の両隣のテーブルに親族が陣取るという形で、私も上席に加えられていた。やがてロックバンドのような楽隊が演奏を始めると、先ほどのV字を組んだ男女がブーケを高く掲げ、振りながらロックのリズムに乗って登場し、最後の花嫁花婿が入り、音楽がダンスミュージックに替わり花嫁花婿がその中央でで優雅に幸せそうに踊った。花婿花嫁の両親がこれをそばで眺め、私の甥も何かを乗り越えて感慨深げにこれを眺めていた。

 後は延々とダンスと食事が続き、私も踊らされた、と言ってもツイストダンスで適当に腰を振っていただけだが・・

かくして、無事終わった。翌日花嫁の実家でお互いの親戚同士が、集まってひと時を過ぎし三々五々と帰宅していった。

 今回の目的は、日本人(私の兄弟)の血をひく米国人の唯一の花嫁にさみしい思いをさせたくないことと、絆を結びなおすためであったが、その思いは十分に満たされた思いであり、お金に代え難いものであった。

 午後例によって、リムジンを予約して次の目的地であるニューヨークマンハッタンに向かった。



 


 


同じカテゴリー(活動日誌)の記事
本年の活動総括
本年の活動総括(2014-12-26 21:34)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
NY紀行(その4)米国の結婚式
    コメント(0)