東北激甚地震

 昨日は、自宅のオーディオルームで例によりスーパーオーディオを楽しんでいたところ、ちょうど立ち上がってCD(SACD)の収納をしていたところ、なにかめまいのようなものを感じ、一瞬、脳内に異常が起きたかと思いましたが、私が6歳ごろ同じような経験をしたことを思い出しこれは地震だと直感しました。しばらくして壁に掛けてある絵が揺れ始め、揺れ方が長周期で長く17年前の神戸大地震の時のことを思い出しどこかで大きな地震が起きたに違いないと思いました。
 その後テレビをつけたところ、ちょうど海水が防波堤を超え駐車場に侵入し始めるところからでした。大波が押し寄せるということではなく実に静かに穏やかな上陸の一瞬でした。あまり静かな侵入なので大したことにはならないような錯覚を持ちましたが、その後急速に流れが速くなり、まるで溶岩流が大地を嘗めつくすかのように民家や畑を飲み込み、移動中の車も運転手もろとも飲み込まれるのを目の当たりにして、なにかSF映画でも見ているような、現実とは思えないような静かで凄惨な光景でした。
 この災害に遭遇された方々には言うべき言葉もありませんが、このような映像は今後の防災を現実的に考える上で極めて大事なものになると思われ、今後の津波対策、地震対策におおいに活用することが犠牲になられた方々へのせめてもの供養であると思います。
 一方政治の世界では与野党が一時休戦ということを決め、予算及び付属法案が速やかに与野党の協力で成立し、一致団結してこの難局に対応しようということが決まり、また各国より寄せられている救援協力の申し出など、ひとたび国難が起れば皆がこれに協力して対応できるということが示されたことは不幸中の幸いであると思います。
 いつもこのような気持ちを持って政治や社会活動がなされれば世の中は随分と住みやすくなるだろうと感じています。平穏な時に感謝の気持ちで事にあたり、自己の欲望におぼれないような社会で有りたいと思います。


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