沽券にかかわらず頑張ろう日本

 この大災害を期に、もう一度自分も含め各個人、自治体、国のレベルにおいて、国家再建のため”沽券を捨て(体面やメンツにこだわる心を捨てる)何が自分にできることか、何がやらねばならぬことかということに視点を置いて、行動する必要を痛切に感じます。たとえば政治の場においても、この事態に即してもいまだ党利党略を脱することができず、自分の立場を有利にすることのみに執着していれば、いろいろな問題に対する判断や施策がおくれ、復興を遅らせひいては、国民のやる気を阻害することになりかねません。
 このことは国会の場だけでなく、地方自治体においても役所の縦割り縄張り意識、一部有力経済人の過度な地方自治への干渉などが民意の反映に阻害となっています。
 個人の場においても、社会的地位による発言力の反映、利害関係による、施策の歪曲があります。家庭においては、父親の沽券が邪魔して、家事の分担がうまくゆかず、家庭内の絆の維持が難しくなったり、逆に母親の観念的な男女平等意識が時に、ぎすぎすした雰囲気を家庭内に醸し出すなど、多くの問題が”沽券に関らず”素直にやるべきことを自主的に前向きにやることにより、明るく前向きな社会になると思います。
 日本は戦後60年余の平和な社会の中で、政治や官僚の中に多くの”沽券”を積み重ねてきておりこれが国家の動脈硬化を生んで、莫大な無駄な予算を空費しています。この震災を機に襟を正して、”沽券を乗り越えた”活動をする国家に生まれ変わり、再び世界にその範を示せる理想的な平和国家の建設がなされることを祈りたいと思います。


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