常光コンサート風景
さる、4月22日第17回の浜松ホトニクス健保組合主催”常光コンサート”が同社常光工場の多目的ホールで挙行されました。
このコンサートは、健保組合が組合員の精神面での”癒し”を目的に定期的に(年6回)行われています。一般には公開されていませんが、健保組合のご厚意により浜フィル友の会会員に限って参加を了承いただいています。
健保組合としてこのコンサートを企画したのは、最近の長期療養者のうち約3分の一が精神的疾患によることを重視し、生演奏が特に脳の活性化や、癒しに効果があるという最近の研究から、これら疾患の予防を願って実施されているものです。
毎回、50名から100名程度の参加があり、アンケートによればかなり好評を得ています。今回の出し物は”打楽器”という珍しいものでした。打楽器という言葉から太鼓をイメージしていましたが、実際はマリンバを中心とした”打琴”の演奏でした。
この楽器はオーケストラの中ではいつも左後ろのほうで目立ちませんが、このように間近で見たり聞いたりすると、その豊かなボリュームのある音は、改めてオーケストラの中で全体をつなぐベーシックな存在だと分かりました。大変好評でした。
浜フィルは、このようなお出前コンサートをしています。浜松のように工場が郊外に多くある土地柄では従業員はなかなか街中までコンサートに出かける時間もなく音楽に縁遠くなりがちですが、ストレス社会で少しでも従業員のストレスを和らげ、精神疾患にかかるのを予防するためにこのような問題を抱えている職場では、浜フィルの”お出前コンサート”をご活用ください。