NPO浜松フィルハーモニー管弦楽団協会定時総会

 さる5月26日、NPO浜松フィルハーモニー管弦楽団協会の定時総会が開催された。以下のような内容でした。

①平成22年度の活動状況
 昨年度の行事として、6月に行われた、定期公演”名曲コンサート”9月の”ふれあいコンサート”1月の”ニューイヤーコンサート”のほかに2月に浜松市主催の市内の全小学5年生8000人を対象とした”音楽鑑賞教室”がアクト大ホールで開催され、大好評でした。これは昨年まで10年にわたり、名古屋フィルハーモニーが担当されていたものが、浜フィルの演奏レベルの向上が認められ、また地元小学校卒業者が50名以上舞台に立ったこともあり、気持ちの通った演奏会となりました。

②平成23年度の活動予定
今年度も昨年同様3回の定期公演を予定していますが、これまでの”ふれあいコンサート”浜松市が共催を中止するという決定をされたので、自主公演として”浜フィル秋の音楽会(第一回)”として、浜松市制100周年記念事業に採択され、副題を”浜松100年ハイドン100番”と謳って、9月10日にアクト中ホールで挙行することになりました。
 これ以外に7月24日、はまホールにおいて毎年年末に”第九”を唱っている浜松の名門合唱団”フロイデ”のNPO結成10周年を記念してモーツアルトの”レクイエム”を上演されますがその演奏を受託しています。またこの6月16日にアクト中ホールにて聖隷事業団が主催する全国的な医学会において、参加者の癒しの演奏会(非公開)を受託しています。

③事業の運営状況
 一昨年の静岡県主催の国民文化祭においてオペラ”蝶々夫人”全編の公演にあたりオーケストラを担当させていただき、専門家の間で高く評価されたことがきっかけとなり、上記のように外部から、今までオーケストラを東京や名古屋から招いて浜松の行事が行われていたものが、徐々に地元唯一のプロオーケストラとして、浜松フィルハーモニーを活用いただけるケースが出てきたことは、”浜フィル”がプロとして一人前になりつつあることと受け止めています。もちろんまだ至らない点も多々あり、これを持って慢心することは厳に慎むべきですが、希望を持って一層の研鑽を積む、きっかけになることを祈っています。

③事業の財務状況
 演奏レベルは向上したものの、財務面では厳しい状況が続いています。現状では演奏会だけの収支で年間五百万円程度の赤字と、それ以外の事務所経費で4百万程度、合計一千万近くの赤字となっています。現状ではこれを将軍堂(株)による演奏録音の版権の買い上げ(年間500万円)と同じく将軍堂による浜フィルの専門的業務委託費(4百万円)によって維持されています。

④これらの赤字解消策として以下のような事業に取り組みます。
・スーパーオーディオ・コンサートを開催し収益増を計る(年間百万円)
・正会員を100名程度増加させる。(年間五十万円)
・チケットのネット販売の強化(チケット販売サイト”ハマチケ”ネットによる座席指定ができるシステム が既に稼働している)(年間百五十万円)
・ホームページによる広告機能の強化(年間二百万円)
・企業による協賛の増加(年間百万円)
・受託演奏の強化による増収(年間百万)
・公的機関による援助(年間二百万)

⑤皆様のご理解とご協力を
 浜松フィルハーモニーは音楽を通じ、皆様の心の健康、とりわけ最近企業で大きな問題となっている、うつ病、統合失調症、認知症などストレス社会における深刻な問題を考慮し少しでもこれらの病を予防する効果を音楽が果たすべき役割と考えています。”クラシック”は決して古いものでも、気取った格式ばったものではありません。まさに現代が必要としている”癒しの音楽”と考えています。
 この点をご理解いただき、当協会の発展のため皆様の温かいご支援を賜りたいと考えております。常時個人会員、法人会員を募集しています。

⑥6月11日アクト中ホールにて、”名曲コンサート”が開催されます詳しくはサイト”ハマチケ”をご覧いただきチケットの購入をお願いいたします。


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