6月11日に、アクト中ホールで挙行される浜フィル定期公演”名曲コンサート”に出演するためドイツから指揮者クレーバー氏(右側)とピアニスト、ケーニッヒ氏(左側)が昨日来浜された。
出し物は、メンデルスゾーン・フィンガルノ洞窟、ケーニッヒ氏によるラフマニノフ・ピアノコンチェルト第2番、ベートーベン・交響曲第3番(英雄)である。
到着後ホテルで小休止ののち、山手町の浜フィル事務所を訪れ、スーパーオーディオを試聴された。ホールに近い音響で有ることを確かめられ、脳の活性化の効果についてそう言うこともありうるという印象をもたれたようだ。
その後マインシュロスへ行って食事をした。私の100回にも上る海外出張で、始めのうちは外国へ行ったらその国の典型的な食事をしたほうが早くなれると思っていたが、最終的には、時差で消化能力が弱っているときは、胃になれた日本食の消化の良いものを控えめに食べたほうが着いた日の夜はよく眠れるということが分かって、そのようにしたので彼らもドイツ料理にビールがよいだろうと思ってのことだった。
音楽の今日的役割として、非可聴音による脳の活性化は、高齢化社会、ストレス社会において、鬱や認知症の予防などに有効と思われ、”クラッシック”という形式的な概念を捨て、現代に必要な音楽というとらえ方で、新たな音楽を聞く雰囲気作り、演奏者の聴衆に対する語りかけの気持ちなど今世紀に必要な音楽への転換の必要性などについて語り合い共感を得た。彼らの熱演を期待したい。
ラフマニノフ・ピアノコンチェルトは、ラフマニノフが40歳ごろスランプに陥り3年のブランクの後”復活”を果たした名曲で有り、東日本被災者に復活の祈りを込めたいと伝えた。
またベートベンの“英雄”は今は被災者だけでなく、我々日本人全体が個々にある意味で英雄となってこの国を再建する決意をしたいという思いも込めたいと伝えた。二人とも同意してくれた。
まだチケットは残っていますので、チケット販売サイト”ハマチケ”で検索し、指定席、自由席を選び
ご購入ください。浜フィルホームページからも入れます。当日売りもあります。午後1時20分開場、午後2時開演です。