スペイン旅行(7)コルドバ・メスキータ教会

スペイン旅行(7)コルドバ・メスキータ教会
 メスキータ遠景(川向うの建物)

 今回の私のスペイン旅行を決意させたのは前にも述べたように、このコルドバと言う町にあるメスキータと呼ばれるスペインでのキリスト教会の中心であるといわれる教会だ。そこは元はイスラム教の寺院であったものが、壊されずに保存され、その中心部だけキリスト教の祭壇に入れ替えられているというテレビの報道に興味を持った。

 ただスペインに来てみると、ここだけでなく、セビリアの大聖堂も、アルハンブラ宮殿もその内部の建築様式はイスラム文化の影響が色濃く、これによって、イスラム教からキリスト教への転換を一般市民の抵抗なく勧めたのかもしれないと思うようになっていた。

 それにしてもこのメスキータの内部は異色の建築様式であった。下にその一部を掲げる。

スペイン旅行(7)コルドバ・メスキータ教会

 こんな場所で年甲斐もなくVサインをしているのは、ついに目的地にやってきたという達成感で、テレビ番組で報道されていたその史跡にやってきたということで、”ついに来た”と言う感じを示したもので、教会を冒涜するつもりではありません。しかし異教徒の私には、日本で仏教寺院に行った時に比べやはり傍観者であることを自覚した。

 ここはキリスト教になってから拡張された部分と聞いたが、様式は元のイスラムを踏襲している。キリスト教がイスラム教徒を改宗させるために配慮したものか・・その辺の事情には興味がある。このあたりがスペインが他のヨーロッパ諸国とはっきりと違うところだ。

 この寺院を囲んで城壁があり、その内側にイスラム人街と言うのがある。例によって細い路地と白壁の町で、今は、ほとんど土産物屋とレストランだ。要は観光の町だ。下にその一角にあった小広場の建物の壁を紹介する。

スペイン旅行(7)コルドバ・メスキータ教会

 翌日、いよいよ最後の滞在地となるスペインの首都マドリッドへ向かった。コルドバからマドリッドは5日間世話になった高級バスを乗り捨て、”新幹線”で向かうことになっていた。スペインはもともと日本の新幹線の導入を決めていたそうだが、フランスの大統領が直々に談判に来て、ヨーロッパは統一されたシステムで運行されるべきという説得に負け、ついにフランスTVGに決まったそうだ。やはりフランスはしたたかだ!外観はないが社内の様子を下に掲げる。片側一列、反対側二列の座席配置であった。

スペイン旅行(7)コルドバ・メスキータ教会

マドリッド駅は、旧駅舎がおくない庭園に改装されていた。なんとなく心のゆとりを感じさせるおおらかな感じがした。日本だったらさしずめ、駅内名店街?下にその写真を示す。

スペイン旅行(7)コルドバ・メスキータ教会


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